lanケーブルを新しく買う場合、使用環境に最適な長さや形状のものを選ぶことが大切ですが、lanケーブル選びで最も重視すべきなのがカテゴリです。lanケーブルは通信規格によって、いくつかのカテゴリに分けられており、それぞれ通信速度と伝送帯域が設定されています。通信速度と伝送帯域は、カテゴリの数字が大きくなるほど向上するため、数字が大きいものを購入すれが快適なインターネット環境を構築できます。しかし、数字が大きいものほど価格も高くなるため、普段のインターネットの使い方に応じて適切なカテゴリのlanケーブルを選ぶことが重要です。

現在、主流となっているカテゴリの中で、最もコスパに優れるとされるのが「カテゴリ5e」です。1Gbps以上の通信に最低限必要なスペックの規格で、比較的安価な価格で販売されています。そのため、インターネット検索や動画視聴をそこまでしないのであれば、5eのものを選ぶと良いでしょう。より快適なインターネット環境を求める場合は、「カテゴリ6」がおすすめです。

5eよりも伝送帯域が2倍以上大きく、より多くのデータ転送が可能となっているため、頻繁にインターネットを使う方に適した規格となります。また、特に動画視聴を頻繁に行うのであれば、「カテゴリ6A」を選ぶと良いでしょう。6Aは最大通信速度が10Gbpsで、伝送帯域が500MHzとなっているため、動画コンテンツを快適に楽しむことが可能です。さらに、オンラインゲームをプレイする場合は「カテゴリ7」がおすすめです。

ノイズや遅延が少ない通信が可能な規格なので、現状のケーブルではノイズが気になる、少しでも遅延を少なくしたいといった方はカテゴリ7のものを購入すると良いでしょう。