日本生まれで世界中で使用されている結束バンドは、1960年に国内の家電メーカーが開発販売をおこないました。一度締めると緩むことがないバンドであり、その特性が際立っていることから昨今では一般家庭でも広く使用されるようになりました。もともとは電気配線を束ねるのに使用されたもので、現在では多種多様な結束バンドがあります。それらの中でも、デジタル機器に特化している結束バンドがあり、高い需要を得ているほどです。

そのバンドは「面テープバンド」という名称で、100円ショップやホームセンターで手に入れることが可能です。なぜデジタル機器に向いている商品なのか、その理由は繰り返し使用することができるからです。一般的な結束バンドの場合、一度締めると外せないのでハサミでカットをしなくてはいけません。デジタル機器は何度もお手入れを必要とするので、その都度バンドをカットするのは非合理的です。

面テープタイプであれば、外したい時に何ら道具もなしで外せて、再び使用することも可能です。特にパソコンの組み立てや家電機器だと、ケーブルを収納するときにも使えるので利便性に長けて言うといえます。1本あたりのお値段も安いのが魅力で、昨今では農具や園芸用品としても販売されているアイテムになりました。赤・青といったカラーの品物にもなっていて、各ケーブルごとに色分けをした使い方もできます。

再度利用できる万能なアイテムといえることでしょう。