社会人の方であれば、一度は配線ダクトという設備を目にしたことがあるでしょう。特にOA機器を数多く設置している事務所では、天井や床の中の配線ダクトが備わっていて、コンセントを出現させることが可能です。数多くの家電製品の電源ケーブルを一か所に収めて置くことができ、床一面にケーブルが散乱するのを防いでくれます。配線ダクトと言っても、その種類は多種多様となっており材質の違いで区分されています。
そのなかの一つが硬質性と呼ばれるもので、ステンレスで作られてるのが特徴です。硬質性の配線ダクトを設置するのに向いているところは、高温多湿で火を使う現場です。代表的な場所が厨房となっており、基本的に壁と天井のスペースに設けられています。現代の厨房でもIHクッキングヒーターからオーブンレンジ、食器洗浄機など数多くの家電製品が備わっている場所です。
厨房では常に大量の水を使用しているため、各家電のケーブルをむき出しのまま取り付けるとショートを起こす恐れがあります。これを防ぐために硬質性のダクトを使用しており、大半の飲食店に備わっているといっても言い過ぎではありません。一般家庭のキッチンも同様で、外付けで配線ダクトを取り付ける場合はステンレス製が推奨されます。外付けだと内部に水が入らないように、しっかりと入り口部分にシリコンを使って水が入り込まないようにする必要があります。
必ず施工は専門会社に依頼をしましょう。