多くの方が「配線ダクト」という設備をご存知でしょう。家電製品に必ず備わっている電源ケーブルを一まとめにして保管することができ、スッキリと室内を片付けられるものです。以前は会社や病院・デパートなど、ごく限られた場所にしかありませんでした。ところが家電は今や我々の生活基盤を支えるアイテムとなっており、家庭でも必然的に配線ダクトが必要となる環境になったわけです。
これから家庭内に配線ダクトを設けたいという方もいるでしょうが、美観を損なわないものをここでご紹介していきましょう。その美観を損なわないものとは、「隠ぺい工法」を用いたダクトです。一般的には外付け工法というもので壁や天井の表面に取り付けるのが主流になっています。文字通り外側に付けているので、誰でもその存在を目で確認することができるわけです。
この場合、ダクトが室内の美観を損なう恐れがあります。ところが「隠ぺい工法」を用いた場合はその限りではなく、一切外側からダクトの存在を確認することはできません。これは壁や床の内部に配線ダクトを収納しているからです。これなら美観をもとの状態で保つことができ、より一層スッキリと片付けられるでしょう。
なお、この施工を実施するには壁と床を一度取り外す必要があります。そのため大掛かりな工事を有するので、家を新築するときかリフォームをする際にオプションで工事を依頼するほうが望ましいです。施工は1日で完了します。