テレビやパソコン、アイロンなどの家電はどこの家でも必ず備わっているものです。どれも使用頻度が高いため、常にコンセントに電源コードを差しているという方も多いことでしょう。そのままにしていると、お子さんや高齢者が足を引っ掛ける恐れがあるので、綺麗に片付けるのが望ましいです。コードを片付けるのに役立つものが、「配線ダクト」となっているのはご存知でしょう。

これは今では非常に身近になった設備です。一口に配線ダクトといっても、多種多様なものがあります。ここでは家庭で役立つ「セットアップ式」を見ていきましょう。この配線ダクトは天井の中に備えるもので、外側からは一切ダクトは見えません。

セットアップ式は別名「隠ぺい工法」とも呼ばれており、建設会社から電気設備会社でも施工をしてくれるものです。セットアップ式が家庭に向いている理由は、漏電を防止できるからです。家庭の場合水回り設備にもコンセントが必要で、ここに配線ダクトを設けると水を掛けてしま恐れもあります。ところが天井内に入れてしまえばその可能性はゼロであり、火災を防げるというわけです。

施工には約20万円前後の費用が掛かりますが、新築またはリフォームのときに実施をすれば、長い期間は安全に家電を使用し続けられる設備となるでしょう。配線ダクトは大変便利なものなので、家庭内に備えて置いても損をしないものです。安全な電気の使用を実現して、快適な暮らしをしていきましょう。