配線ダクトというと、天井や壁・床に固定をしているものを想像することでしょう。テレビや電話・パソコン等の電源ケーブルを収納して、室内をスッキリと片付けるのに役立つ設備です。基本的にはダクトをネジで壁などに取り付けるため、自由自在には動かせないものでした。ところが昨今では、住まいと暮らしのスタイルの合わせた自在に可動する配線ダクトも登場しています。
自在に可動をする配線ダクトの名称は、「フレキシブル・ダクト」と言います。文字通り動くことを前提としている製品で、おもに180度・90度の可動部を有しているものです。このダクトは一般家庭だとキッチンに用いるのが良く、電子レンジやミキサー・オーブンなどの機器のケーブルを収納するといいでしょう。これらの製品の場合、固定位置で使うよりもリビングに移動させることも想定されます。
通常のダクトでは一度収納すると簡単には動かせないので、フレキシブルが良いとうわけです。自在に動く配線ダクトを設置するには、専門会社を頼るのが望ましいです。電気工事会社であれば必ず施工を実施しており、依頼する前にフレキシブル・ダクトを希望する旨を伝えましょう。工事は半日程度でおわりますが、電源供給機能を付加させるなら2日ほどの施工となります。
この時、主電源から電気を取ることになるので、あらかじめ契約している電力会社に問い合わせて、契約電力量が2000W以上であることを確認しておきましょう。