配線ダクトの材質の種類と各用途

数多くの家電製品を設置していると、電源コードも比例して増えてしまいます。そのまま床に放置していると踏んでしまう可能性があり、ケーブルが断線して火災原因になる恐れがあります。少ない本数であっても、必ずスッキリと片付けるのが望ましいでしょう。配線ダクトという設備がケーブルを片付けるのに役立つもので、今では一般家庭にも広く普及しています。

配線ダクトと一口に言っても、多種多様な製品があります。その製品の違いは使用している材質で区分されており、大まかに分けるとポリ塩化ビニール製とステンレス製の2つです。前者の配線ダクトは軟質性と呼ばれており、リビング等の温度変化が少ない場所に設けるのに向いている材質にあります。後者は硬質性という素材で、屋外や厨房といた高温多湿の場所に向いている材質です。

一般的な使用方法であれば軟質性のポリ塩化ビニール製のダクトを設置すればいいのですが、この場合は内部に入れられる電源コードは必ず2本までに限定されます。その理由はケーブルが増えるほど熱を帯びてしまうからであり、特に夏場はケーブル同士がくっつくとショートする恐れもあります。そのため、電気通信協議会では複数本のケーブルを収納する場合は、設置場所に関わらずステンレス製の硬質性配線ダクトを設けるようにと推奨されているほどです。家庭で導入する際は、収納する電気ケーブルの本数を考慮して、適切な材質のダクトを選ぶようにしましょう。

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